今日もファジー!!の見た夢の話です。前回のと違って比較的夢のままで脚色は少ないです。出てくる店の名前とか情報は夢の中のことなので何等現実との関係はありません。

ある土曜日のお昼前、古い丸善の店舗で、岩波書店から新刊で森毅の軽めの読み物が出版されたという情報を元に、店の中をうろうろしてそれを探していました。(あくまでも夢の中です)
 
0008

森毅の新刊を探している途中で、他の本も目に入り、これも買おうかなーと考えていて結局、岩波の新刊は見つからず、そして何故か店の人に尋ねもしないで、その他の本を合わせて2冊買って帰ったのです。
買った本の1冊はB4サイズくらいで、こういうのは袋に入れてくれますが普通カバーは付けませんね。そして週明けの月曜日に外出する際に、半日ほどは何処かで本を読もうと思い、そのB4本をそのまま持って外出したのです。バッグにも入れずに。

途中、この前の森毅の新刊を思い出し、何処かデパートの中の実際には存在しない広い書籍売り場で件の新刊を探していました。今回は店の人に尋ねなくても探し出すことができました。そして、いざレジで会計しようとしたときに、家から持って出た本がムキだしで手にあることに気付いて「これ誤解の元じゃ?」と思ったのです。正攻法で、「これは他の店で以前購入したものです」と言うのは信用されるだろうか?トラブルを避けてここでもう一度支払うというのは経済的損失だけでなく"事実と異なる"。
この"事実で無い"というのが気に入らないし、それは後々予期せぬところで整合しない問題が生じるかも知れない。自分の心持ちも良くない。これは森毅の本を買わなくてもこの売り場を出るときに同じ問題が生じる。ならここで森毅の本を買って、レジで説明したほうが相手も聞く耳を持つのではないかと考えたのです、その夢の中では。

そこでふと思いついたのは、もし疑われて店側が警察に連絡をしたら、こちらの考えつく手段としては二つ。この店の売り上げ記録と在庫を突き合わせて調べて貰う。しかし疑っている店がそこまでするだろうか?
もう一つは先週の土曜日に丸善で、この本ともう一冊の本を併せて買ったレジの記録を調べて貰い、商品コードからこちらの言う通りの組み合わせで販売した証拠を出して貰えば信憑性は"殆ど完璧"に近く高まるのではないか?という案でした。しかしこれも、店からの通報でやって来て、頭から疑っているであろう警官がそこまでしてくれるだろうか?その折には弁護士にその旨依頼した方がいいのかとか、色々考えている間に目が覚めたのです。疑われるのではないかと考えると自らも相手に対して疑心暗鬼になるものですね。

この部分は夢ではありません。
【殆ど完璧と完全確定とは違うものです。昔、数学雑誌で読んだのですが、駐車違反の車があって、警察官がタイヤと路面にチョークで印を付けて、規定時間経過後に再び確認に来て、印(2カ所だったか?)を確認して駐車違反の処理をしたところ、車の持ち主が、タイヤのチェックマークを付けられた後、一度発車して一周りして再びそこに停車したものであって累積時間は駐車禁止のそれに該当しないと反論し、裁判になったことがあった。一旦マークしたタイヤが相当距離走行後に、マークしてあった位置に前後とも一致して停まる確率が争点になったそうで、数学の専門家が依頼を受け、(確率の数字は覚えていませんが)現実的にはクロと判定して違法駐車が確定したというのがありました。これも絶対にあり得ないということを証明した訳ではないですね。】

で目を覚ましてからそのままベッドで考えたのですが、普通の実店舗で本を買った場合はレシートを受け取る筈。そのレシートを本の最後の方の発行日や改訂記録があるページにセロテープ等で貼っておくというのはどうかなと思った次第です。これはそういう目的だけでなく、自分が何時頃この本を買ったのかという記録にもなります。

この夢のように自分の蔵書をバッグにも入れずに書店に持ち込むということは、「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」で、やるべきではありません。また決して悪戯で書店に言いがかりをつける目的でやってはいけません。
0002