ファジー!!とデルタはお爺さんの資料にあった国へ出発しました。
0001

Delta:
ファジー!!、ボクたち向こうで何するの?
Fuzzy!!:
話の進展次第だね。祖父の言っていることは資料から大体分かったから後は向こうの事務所の話で判断するよ。あー、それと向こうの事務所の人が空港に迎えに来てくれて案内してくれると言っていたよ。
Delta:
ふーん、親切なんだね。話も直ぐ済むといいね。
Fuzzy!!:
そうだね・・・、

ファジー!!には何か思うところがあるような感じです。
0002
Delta:
あっ、ファジー!!、あの人だよ。
Fuzzy!!:
ああそうだね。こんにちは。
Chris:
こんにちは。ようこそ、ファジー!!さんだとすぐ分かりましたよ。私のことはクリスと呼んで下さい。これから事務所へご案内します。
0003
Delta:
ねえクリスさんも弁護士なの?
Chris:
いえ、ボクはまだロースクールを目指してアルバイトをしているところです。法律事務所で働いていてもパラリーガルとも言えない状態です。
Fuzzy!!:
でも法曹界入りを目指しているんですね?目標があることはいいことです。

車は事務所に到着し、担当の事務所のオーナー弁護士マッキンタイア氏と対面し話が始まりました。
0001

MacIntyre:
事務手続き上の行き違いと、過去の連絡の守秘制限で遠方よりお越しいただくことになり申し訳ありませんでした。貴方の先々代のファジー!!一世様は当事務所の先代に鉱山の法律上の管理を委任されておりました。実際の技術上の管理は・・・、


マッキンタイア氏の話ではファジー!!の父の代に鉱山の鉱脈が枯渇し、採算が合わなくなった。それを連絡しようとしたのだがファジー!!一世は他界しており、表立つのを避けるよう要請されて作った契約条項により紆余曲折の後ファジー!!の父に連絡を取り契約の終了を確認したと言う。しかしファジー!!はそんなことを父から聞いたことはなく、受け継いだ書類の中にもそれに関するものはない。あれば当然今回の件で騒ぐ必要もない。ホテルに帰って今日の話を思い返し、マッキンタイア氏の自信に満ちた態度、押出とは裏腹に不明瞭な点、不可解な点が多々あることに珍しくファジー!!は人の話を疑っている自分に気づきました。
0002
Delta:
ファジー!!、人の悪口は言わないのがいいことは分かっているけどボクはあの人の言っていることは疑わしいと思うよ。それにトレッカーらしいけど(スタートレックのファンの方ね!)フェレンギのフィギュアを飾っていることからして守銭奴なんじゃないかなー、
Fuzzy!!:
デルタ、珍しくデルタがそういう忠告をしてくれたんだからボクも心してかかるよ。明日は鉱山跡に案内してくれるそうだからしっかり見て次の手を考えよう。


その夜ファジー!!は高木博士に電話して何か相談していました。


毎度のことなのですが前回から間が空いてしまいまして見て頂いている方申し訳ありません。
当方ケント紙に色鉛筆で描いておりますが、鉛筆を比較的寝かせて広い範囲を塗る場合などに色素なのか、芯材の蝋成分なのか小さな塊が生じることがあり、塗り広げて解決出来ない場合に消しゴムとか、ペーパーカッターなどで取り除いているのですが総てそうしている訳ではないので処々"点"が存在してることがあります。メインで使っているのはプリズマカラーです。